ジム開業ラボ相談する
開業手順

パーソナルジムの物件選び|失敗しないための立地・広さ・賃料の考え方

📅 2026-05-09⏱ 読了 約4

パーソナルジムの物件選びでつまずかないために

パーソナルジムを開業するうえで、いちばん後悔しやすい判断が物件選びだと思います。月の集客数も収益性も、物件で8割決まると言ってしまっていいくらい影響が大きい。私自身、メヲダス開業前に5物件を内見して、最後の最後で迷った経験があります。

物件選びで見るべき軸は、つきつめると立地・広さ・賃料の3つに整理できます。すべてを完璧に満たす物件は基本的に存在しないので、「どれを優先するか」を最初に決めておくのが現実的です。

立地:駅徒歩7分以内が最低ライン

パーソナルジムは「通える人」が顧客になるビジネスなので、駅からの距離は致命的に重要です。

実感ベースで言うと、徒歩3分以内の物件は広告をほぼ打たなくても問い合わせが入ってきます。ただし家賃が相場の1.5〜2倍に跳ね上がります。徒歩5分以内なら、まっとうな集客活動で十分埋まります。徒歩7分以内が現実的なラインで、ここを超えると集客に工夫が必要になり、徒歩10分以上になると車・バイクで通う人しか相手にできなくなって商圏が極端に狭くなります。

五反田エリアで物件を探したときも、駅徒歩7分以内に絞り込んでから他の条件で比較するようにしました。

広さ:パーソナル専業なら12〜15坪で十分

坪数の感覚は次のとおりです。

坪数用途
6〜10坪完全マンツーマン専用
10〜15坪標準的なパーソナルジム
15〜25坪複数トレーナー・レンタル併用
25坪超グループレッスン・大型設備

メヲダスはパーソナル+レンタル(delight gym)の2業態を同じスペースで運営しているので20坪前後を確保していますが、1業態専業なら12〜15坪で十分です。坪数を欲張ると、家賃の重さで毎月じわじわ削られます。

賃料:月商目標の15〜20%が許容ライン

これは経験則ですが、賃料が月商目標の20%を超えると、運営してて常に余裕がない感覚になります。月商60万円を狙うなら賃料は12万円まで、月商100万円なら20万円までに収めたいところです。

保証金も重要で、相場は賃料の6〜10ヶ月分。ここが軽い物件を選ぶと、初期費用が大きく圧縮できて、開業後のキャッシュフローがかなり楽になります。

居抜き物件の落とし穴

「ジムだった居抜き」と聞くとお得に見えるんですが、ここは慎重になったほうがいいです。

メリットは確かにあります。床補強や換気設備が既存で残っているので、内装工事費が50〜70%カットできるケースもあります。ただし前のテナントが廃業した理由には注意が必要で、立地が悪い・家賃が高すぎる・近隣トラブルがある、といった構造的な問題を引き継ぐ可能性があります。

実物を見るときは、床の補強具合(ダンベル落下に耐えるか)、換気と空調の能力、給排水(シャワー設置可能か)、電気容量(200V対応の機材を置けるか)、防音性能の5点を必ず確認します。

契約時に見落としやすいポイント

契約書に判子を押す前に、用途指定・解約予告期間・原状回復の範囲・更新料・看板設置の可否は最低限チェックしておきます。

特に怖いのが原状回復で、撤退時に100万円超の請求が来るケースが本当にあります。「現状渡し」「スケルトン戻し」など、契約書の用語がどう定義されているかを丁寧に読み込んでおいたほうがいい。

看板の設置可否も意外と集客を左右します。駅から徒歩5分でも、ビルの外に看板を出せないと「ここに本当にジムあるの?」と疑われて、初回来店のハードルが上がります。

私の周りで起きた物件選びの失敗

実例として周辺で見聞きしたケースをいくつか挙げます。

格安に飛びついて駅徒歩15分の物件にしたジムは、1年保たずに閉店しました。広すぎる物件を借りてしまい家賃に圧迫されたケースもあります。居抜きのつもりで契約したら、前店舗の隠れた瑕疵で原状回復に200万円請求されたという話も聞きました。

物件は「安さ」ではなく「回収できる売上が立つかどうか」で判断するのが鉄則だと思います。

まとめ

物件選びは3軸(立地・広さ・賃料)のどれを優先するかを最初に決めて、複数候補を比較してから判断する。「ここしかない」と思った瞬間がいちばん危険なので、最低5物件は内見してから決めるのをおすすめします。詳細な開業準備は開業前チェックリスト30項目も合わせて確認してみてください。

🤖 AIを使った経営効率化に興味がありますか?

Claudeを活用した業務自動化・集客・コンテンツ制作の実例を「AI活用経営」カテゴリで公開中です。

AI活用経営の記事を読む →